*WaveSurfer [#a580e812] #ref(wavesurfer1.png,,50%) **WaveSurferとは [#d4828d91] -複数のプラットフォームに対応した音声解析ソフト -音声にラベル付けができる -F0,パワーといった音声特徴量を表示・保存できる -動作や操作性にはやや難あり **ダウンロード・インストール [#c3412f95] -http://www.speech.kth.se/wavesurfer/ から最新版バイナリをダウンロード -適用なディレクトリに解凍し,起動させる -特に設定は必要なしに使える **使い方 [#eb218616] ***音声ファイルを開く [#xc37493a] -File -> Open... から音声ファイルを開く.wav, mp3, aiff といった形式に対応.もちろんRawデータもOK -設定ダイアログが出るが,とりあえずそのままOKを押す ***ペインを追加 [#c379156f] -そのままだと画面が寂しいので,ペインを追加する -右クリック→Create Pane→Waveformを選択.詳細な音声波形が表示される --右クリックした場所より一つ上の場所に新しいPaneが追加される -このように,必要な情報だけを画面に表示させていくことが可能 -他にも「Spectrogram」(周波数スペクトル),「Pitch Contour」(ピッチ),「Power Plot」(パワー),「Time Axis」(時間軸バー),「Transcription」(ラベルバー)などといったペインがある ***設定を保存 [#web2bd14] -納得のいくペイン構成にしたら,その状態を保存し次回以降ワンタッチで適用させることができる -拡大率の状態も保持できる -右クリック→「Save Configuration...」を選び,テンプレート名を入力し保存 -次回以降はファイル読み込み時の設定ダイアログから,もしくは右クリックメニューからの「Apply Configuration...」で適用可能 ***音声を編集 [#t1656bd4] -基本的には音声波形を選択→コマンドを選択,といった流れで行える -「Transform」メニューには幾つかのサウンドエフェクトが搭載されているので便利 ***ラベル付け [#fd0c6ebc] -WaveSurferの十八番. -音声の指定した区間に手動によるラベルを付けることができる -例えば,「こんにちは」という波形の,どこからどこまでが「こ」なのか,「ん」なのか,といった視覚的な印を付けることができる -付けたラベルは時間情報付きで保存できるので,別のプログラムなどで活用可能 -ラベルの付け方: 「Transcription」ペインを追加した状態でそのペインを右クリック→「lab◯」を選択する.もしくは,直接ペインをクリックしラベル名を入力する ***データ保存 [#x7e823af] -各ペインに表示されているデータは一部を除いてアスキーデータとして保存できる.各ペインを右クリックして「Save Data File...」または「Save Transcription As...」を選択すればOK. -音声を編集した場合は「Save As...」から音声ファイルを保存できる -F0ファイルについて --保存形式としてESPS/Waves+に準拠したものが選べる --F0,有声フラグ (boolean), RMS (自乗平均平方根), 相互相関係数の4特徴量が得られる --RMSの算出については「フレーム左端5ms前のHanning窓30ms」から行われている **参考 [#h08075ba] -WaveSurferガイド(早稲田大菊池先生) <http://www.f.waseda.jp/kikuchi/tips/wavesurfer.html> -ESPS "get_f0" man <http://www.ee.uwa.edu.au/~roberto/research/speech/local/entropic/ESPSDoc/manpages/man1.html/get_f0.1.html>